不動産ビッグデータ分析レポート第10回 -東京23区・相続戸建の区別売却率(階数・駅距離・地積・延床面積・構造等の条件別)-

<レポート概要>

今回のレポートでは、東京23区の戸建に注目し、

  • 敷地面積(地積)
  • 延床面積
  • 階数
  • 構造
  • 駅までの距離
  • 地価(公示価格)
などの各条件と相続後の売却率との関係に着目し、相続不動産が動きやすい(=売買が発生しやすい)物件の傾向を分析しています。

今回のレポートの内容の一部をご紹介します。


一部の区において、売れやすいエリアが「駅近」「駅遠」に両極化

2024年5月〜6月に東京23区で土地の相続登記が行われた不動産のうち、戸建であると判定した住宅について、駅徒歩距離帯ごとに相続登記後半年以内の売買率を集計すると、世田谷、練馬、杉並、足立などの相続戸建の多い区では、駅から5分未満の「駅近」物件や、15分以上の駅から離れた「駅遠」物件の売買率が高く、その中間の5〜10分未満の物件の売買率がそれらより低くなる現象が見られました。


3階建てより2階建てが売れやすい

相続された戸建の2階建てと3階建ての物件について、相続登記後半年内の売却率は、23区全体では2階建て:8.5%、 3階建て:5.1%となり、3階建てよりも2階建てのほうが売却率が高くなっていました。


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